1979年は「オールナイトニッポン」で多くの『ヤマト』特番が放送された年である。
2月の4時間生ドラマ『さらば宇宙戦艦ヤマト』に続いて、5月25日にはラジオドラマの再放送が行われた。
深夜1時から3時までの第1部ではパート1を、3時から5時までは『さらば』を、西崎義展をパーソナリティーに迎えて4時間枠で放送したのである。
4時間生ドラマとはいえ、CMやスタジオでのトーク部分を除いた実質的なドラマ部分は正味2時間ほど。
とはいうものの、これを2時間枠で放送するとなれば当然ノーカット版にはならない。わかってはいても残念だった。
また残念といえば、『さらば』のラジオドラマの録音状態が悪かったという理由で、後半部分がドラマ編LP(カセットテープ版も発売されている)の音声に差し替えられるという事態に。
このドラマ編は映画のサウンドトラックをダイジェストにし、BGMやSEを改めて付け直し、音だけでも楽しめるように状況説明のために広川太一郎のナレーションを追加録音して再構成したものだが、何らかの事情によりそのナレーション部分を再度差し替え、代りに西崎義展が生で台本を読み上げていた。
ナレーション部分に差し掛かるとLPの音声がブツブツ途切れ、生ナレーションが終わるとまたLPに戻るという、何とも味気ないものになっている。 (e)
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